近江縮みは、経緯絣の麻100%で織られています。多くの麻製品が経絣や緯絣だけであるのに対し、蒟蒻上布は高級品の近江上布の技法で織られています。
単衣に仕立て、浴衣と同じように着られます。帯は、半幅帯、兵児帯などを締めますが、博多や西陣の紗や羅の八寸帯なら外出着にもなるでしょう。
近江蒟蒻上布は、近江ならではの伝統的な逸品で、健康食品として食される蒟蒻芋を粉状にして糊を作り、糸1本1本に時間をかけて蒟蒻糊でコーティングされています。麻特有のチクチク感が少なく、光沢と程良いシャリ感があるのが特徴で、特に肌に優しく環境にも優しい織物です。 最近の気温なら5月の連休明けから10月いっぱい着られるでしょう。