創業89年の老舗(しにせ)・きものの染匠(そめしょう)がお届けするお洒落(しゃれ)用草履(ぞうり)。振袖(ふりそで)、留袖(とめそで)、訪問着(ほうもんぎ)などの礼装用の着物を着るときは、草履とバッグが揃(そろ)いの柄(がら)「草履バッグセット」を使いますので、コーディネートで迷うことはありません。これに対し、礼装以外、つまり、普段着(ふだんぎ)や街着(まちぎ)のようなお洒落着として、付(つ)け下(さ)げ、色無地(いろむじ)、江戸小紋(えどこもん)などを着る場合、あるいは、ローケツ染めや縞柄(しまがら)などの小紋(こもん)、大島紬(おおしまつむぎ)や結城紬(ゆうきつむぎ)、さらには紅花紬(べにばなつむぎ)や白山紬(はくさんつむぎ)、十日町紬(とおかまちつむぎ)などを着る場合には、セット物の草履バッグは使用しません。従って、お洒落着(しゃれぎ)を着るときには、それに合う単品の草履と単品のバッグを自分で探(さが)し、組み合わせを完成しなければなりません。最初のうちは草履であれば何でも良かったものの、きものがわかってくると、そのうち自分の満足できる商品に巡(めぐ)り合えるまでには相当(そうとう)の労力と時間が必要になってきます。でも、これもきものの楽しみの一つです。
お洒落用草履の型には、基本型(きほんがた)(細型(ほそがた))、舟型(ふながた)、小判型(こばんがた)があります。そして、草履の重(かさ)ねは、舟型は主に一段重(いちだんがさ)ねですが、基本型や小判型には、一段重(いちだんがさ)ね、二段重(にだんがさ)ね、三段重(さんだんがさ)ねがあります。生地や素材については、特に決まりがあるわけではありませんが、現代では、本革(ほんがわ)(おもに牛皮)、織物(帯地)、染め生地、ビニール系、合皮(ごうひ)、帆布(はんぷ)、爬虫類(はちゅうるい)などが使われています。また、伝統的なイグサや竹皮から作られる「畳表(たたみおもて)の草履」などもあります。⇒詳細は、こちら。
草履の鼻緒(はなお)の種類には、女性標準型の三笠(みかさ)、男性用のハリ、太めの鼻緒の高原(たかはら)、さらに太めののぞき、ガクなどがあります。素材については草履台と同じく、本革(ほんがわ)(おもに牛皮)、織物(帯地)、染め生地、ビニール系、合皮(ごうひ)、帆布(はんぷ)、爬虫類(はちゅうるい)など、多種多様にわたります。⇒詳細は、こちら。
和服用の草履は、つま先(さき)を軽く入れ、鼻緒を足の甲(こう)の両側で支えるようにして歩きます。サイズは、靴(くつ)とは違い、かかとが草履台から5mm~1cmくらいはみ出る程度が普通です。つまり、かかとで歩くのではなく、足のつま先から踏(ふ)み付(つ)け部(ぶ)(前足部)に体重をかけて歩きます。つま先歩きは、ひざ、腰、下腹部に力が入り、やや前傾姿勢(ぜんけいしせい)になりますので、体の移動がスムーズになり、和服姿がとても優雅(ゆうが)に見えます。
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