初等科17.15.3 献上柄

献上柄献上帯(けんじょうおび)(いわ)れは古く、慶長(けいちょう)5年(1600年)黒田長政(くろだながまさ)が現在の福岡である筑前(ちくぜん)領有(りょうゆう)するようになってから、毎年、幕府(ばくふ)への献上品(けんじょうひん)として博多織を送ったことに由来(ゆらい)しています。献上柄は、一般に独鈷(どっこ)華皿(はなざら)文様化(もんようか)したもの、そして、その独鈷と華皿をそれぞれ両子持縞(りょうこもちじま)中子持縞(なかこもちじま)という2種類の縞柄(しまがら)によって(はさ)んだ柄になっています。独鈷(どっこ)とは、仏像・不動明王(ふどうみょうおう)などが手に持たれている仏具(ぶつぐ)で、我々の(なや)みの元である煩悩(ぼんのう)を打ち(くだ)くと伝えられています。華皿(はなざら)は、仏を供養(くよう)する際の仏具で、華を盛る皿。縞柄は、太い線が親、細い線が子を現わしています。二人の子供を両親がかばうように囲んだ中子持縞は親子縞(おやこじま)とも呼ばれ、一方、子供たちに囲まれ親に()()うように描かれた両子持縞は、孝行縞(こうこうじま)とも呼ばれています。幕府への忠誠を示し、神仏の御加護(ごかご)と家内安全・家内繁盛を願った縁起物(えんぎもの)として重宝されました。

(資料:筑前織物株式会社)

初等科17.19.1
中等科7.4.6
続・着こなし3.1.1
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