一説によると、文化十四年(1817)江戸の亀戸(かめいど)神社に太鼓橋(たいこばし)が完成したとき、深川(ふかがわ)の芸者がその橋にちなみ、形を似(に)せて帯を結んだのが「お太鼓結(たいこむす)び」のはじまりと言われています。それまでは帯は結んで締めていましたが、お太鼓では帯締を使って帯を固定しました。帯締には、帯を締める役割とともにきもの美の総仕上げをする重要な役目があります。
帯揚は、帯締と同様にお太鼓結びから使用されるようになりました。きものと帯を上手に調和させるために、花嫁衣装や振袖の帯揚は目立つように華やかに飾りますが、それ以外はひかえめに見せるほうが美しいようです。帯の脇から見えるわずかな白の帯揚には清楚な気品を感じます。※帯締帯揚の字は、業界では帯〆帯上の略字を常用しています。
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